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初めてのCD制作 その7「写真撮影を終えて」

2007年7月22日

前から楽しみにしていた朝日の差す中での写真撮影でしたが、最近のぐずついた天気に、すっかり振り回されることになりました。計画当初は、もう梅雨も明けている頃だろうと日程を組んでいたのですが、天気予報により2日後に延期。しかしその日も曇りの予報で、結局早朝の撮影は断念し、お昼前に撮影開始ということになりました。   折角の自然の中での撮影なのに、お天気に恵まれなくて残念・・・と行きの電車の中で […] 続きを読む

初めてのCD制作 その6「レコーディングを終えて」

2007年7月14日

昨日、レコーディングを終えました。感想はというと・・・疲れた!けど、楽しかった!!という感じです。700席以上あるホールの空間とベヒシュタインの素敵なピアノを独占し、誰の目も意識することなく、ひたすら音楽に向き合えることの贅沢を存分に味わいました。   録音中は何度も何度も演奏し、その都度気を入れて弾くので、1日目を終えた時点で、かなりの疲労感。おまけに腕は軽い筋肉痛に・・・。そこで毎晩 […] 続きを読む

初めてのCD制作 その5「レコーディングを前に」

2007年7月9日

レコーディングの初日が、いよいよあさってになりました!コンサートの場合は、経験から大体想像がつくのですが、録音は初めてなので、準備はほぼ手探り状態。録音となると「解釈の記録」という意味合いも出てきますので、様々な楽譜を見比べたり、他の人の録音をじっくり聴いてみたり・・・。そして、今はただ、未知の世界を前にワクワクドキドキといった感じです。   実は、録音は、まるっきり初めてというのではな […] 続きを読む

初めてのCD制作 その4「ベヒシュタインの響き」

2007年7月6日

今回、シューマンを録音するにあたって、ピアノは是非ベヒシュタインを使いたいと思いました。最近、いろいろなピアノに触れる機会がありますが、ベヒシュタイン特有の、木の温もりを感じさせつつも、凛とした気品漂う音色に強く惹かれています。シューマンと同じくドイツ出身のピアノですので、シューマンの作品とも相性がいいように感じています。   ここで、少しベヒシュタインの説明を。ベヒシュタインは、185 […] 続きを読む

美しい野菜たち

2007年7月3日

最近、千葉県在住のご夫妻が、近くで採れた野菜を送ってきてくださいます。その日の朝採れたものなので、どれも新鮮そのもの。味はもちろん、見た目も素晴らしく、身も心も豊かにしてくれる野菜たちです。   まず、最初に届いたのがトマト。初めて目にした時は、その立派な大きさに驚きました。全体に青味がかっていたので、まだ少し早かったのかな?と思いましたが、数日置いておくと真っ赤になるものなのですね!手 […] 続きを読む

初めてのCD制作 その3「シューマンへの思い」

2007年6月29日

今回初めてCDを作るにあたり、何を録音しようかと考えた時、迷わず浮かんだのがシューマンです。昔から、シューマンの音楽を聴くと無条件に心がふゎ~っと広がり、じんわり温まるような感覚があります。そして、「シューマンワールド」と言うほかはない、独特の夢の世界に連れられていくような感じがするのです。   私にとってシューマンは、演奏する時に、一番ありのままの自分でもって躊躇なく表現できる作曲家で […] 続きを読む

初めてのCD制作 その2「アートディレクター、デザイナー、カメラマン初顔合わせ」

2007年6月22日

先日はCDジャケットの打ち合わせのため、ディレクターとデザイナーのご夫妻とともに、神奈川県にあるカメラマンの方のスタジオにお邪魔しました。   このカメラマンの方、今回ある人の紹介で初めてお願いすることにしたのですが、先月初めてお会いした時には、今回収録予定のシューマンの曲を一通り聴いてくださっており、作曲家について調べ、このブログを読んで私の人柄を想像するなど、その徹底した姿勢に驚いた […] 続きを読む

草津の旅

2007年6月18日

前から一度訪れてみたかった草津に、1泊2日で行ってまいりました!朝、早めの電車に乗って草津の駅に着き、まず向かったのは「白根山」。山を登るにつれ、バスの窓からはスケールの大きな岩山が一面に見渡せ、その迫力には圧倒されました。そして、頂上の「湯釜」という火山湖には、エメラルドグリーンの水が静かに満ちていて、神秘的な世界が広がっていました。   その後、山を下りて街に出るにあたり、バスで同じ […] 続きを読む

心に響くシャンソン

2007年6月11日

昨日は、年に一度開かれている高校の同窓会の東京支部総会&懇親パーティーがありました。今年も私は司会を仰せつかったのですが、さすがに三回目ともなると少しは慣れるものかと思いきや、これが全然ダメなものですね。つくづく向いていないのだと思いました…。   懇親パーティーでは、司会の席を離れて参加の皆様と少しお話する機会がありましたが、世代が離れた先輩方が普段感じていることの本音トー […] 続きを読む

斎藤信哉著 「ピアノはなぜ黒いのか」

2007年6月6日

今年の庭園美術館でのリサイタルの時に調律&お話していただいた斎藤信哉さんの本が、ついに出版されました!出版の話は年末から伺っていただけに、今週、書店の新書コーナーに並んでいる本を見て、嬉しい気持ちが込み上げてきました。本からは、調律師のお仕事のみならず、大手楽器店の店長を長く勤める中で培われてきた斎藤さんの音楽への思いや生き様が、しっかりと伝わってきました。   タイトルにもあるように、 […] 続きを読む