昨日は、年に一度開かれている高校の同窓会の東京支部総会&懇親パーティーがありました。今年も私は司会を仰せつかったのですが、さすがに三回目ともなると少しは慣れるものかと思いきや、これが全然ダメなものですね。つくづく向いていないのだと思いました…。
懇親パーティーでは、司会の席を離れて参加の皆様と少しお話する機会がありましたが、世代が離れた先輩方が普段感じていることの本音トークは、大変面白かったです。また、高校時代の話になると次から次へ鮮明に記憶が蘇る様子も楽しく、昔は学者肌の個性豊かな先生が多かったことなど、新鮮な思いで聞かせていただきました。
パーティーの間のアトラクションは、卒業生のヤスコWildさんによるシャンソン・リサイタルでした。枯葉、愛の讃歌などの名曲を織り交ぜたプログラムでしたが、その迫力ある歌声に、すっかり引き込まれました。今年還暦を迎えるというヤスコさん、その音楽からは、これまで豊かな人生を歩んでこられたことが窺えました。このように、普通高校でありながら音楽の道で充実した活動を続けておられる先輩の存在は嬉しく、私もヤスコさんの年には豊かな音が奏でられているといいなと、胸を熱くしながら聴かせていただきました。
最後のアンコールでは、ヤスコさんと同期の人達が大勢ステージに上がり、ケサラという曲の「私たちの人生は、涙とギター道連れにして夢見てればいいのさ・・・」という歌詞を共に歌っていたのも、心温まるものでした。「高校時代、自分が歌い手になることなど想像もしていませんでした」と語るヤスコさんの目に、その時うっすら涙が浮かんでいたのも、印象的でした。