今週末のオルガン演奏に備えて、オルガン用の靴を買いに行きました。今、私の持っている靴は、先が細くなっているものばかりでオルガンのペダルには適さないため、先が丸くなっていて、かかとのヒールの無いものを求めて、いざ街へ。
今は、どこの百貨店もセールの時期ですね。所狭しと並べてある靴の中から、オルガンのペダルを想像しながらの靴選びが始まりました。これだけ沢山あることだし、特にデザイン的なこだわりは無いので見つけるのは簡単と思いきや、これがなかなか難しいんですね。素敵!と思うものは、大抵裏がツルツルの革になっていて、ペダルから足が滑り落ちる危険性があります。だんだんポイントが靴裏だということに気付いてきて、手にとっては裏向けてマジマジ見つめる私を、店員さんはちょっと不思議そうに眺めていました。
それから、リボンや装飾が付いていて、あまり可愛らしいものだと、演奏中気になることにも気付きました。今週末の曲ぐらいだと、ペダルといっても予め足をスタンバイしておいて、ここぞという時にエイヤッと踏めばすむのですが、いずれはバッハの「トッカータとフーガ」を弾く日が来るかもしれない、その時に曲想的にも動きの上でもリボンは似合わないなと思い、最終的に選んだのは全くシンプルな黒のシューズです。それでも、先が丸くて底がペッタンコの靴など普段履くことがないので、何だか子どもに戻ったような嬉しい気分になり、オルガン1年生にはピッタリの感じです!
後で聞いたところによると、オルガン・シューズはオルガン専門店で売っているのだとか。な~んだ、それならそこで買えばよかったと思いましたが、あれこれ考えて愛着の湧いたシューズで弾くのも悪くないかなとも思います。
この土曜日は、中学生の時に教会の大きなオルガンをイメージしながら弾いていたバッハの「平均律クラヴィーア曲集から プレリュードとフーガ」を弾く予定なのですが、どんな風に響くのか楽しみです!(まだ当日のオルガンでは弾いたことがありませんので・・。)それにしても、中学生の頃に思い描いていた事と、現在が少しでも繋がっていると思えるのは嬉しいことですね。もっとも、今回は教会ではなく、ショッピングモールの中ではありますが・・・。