すっかりご無沙汰してしまいました。皆様、お元気でいらっしゃいますか。私の方は、先月結婚式を終え、今週明けに新婚旅行から帰ってきて、ようやくホッと一息ついているところです。
これまで、友人の結婚式には何度か出席してきましたが、準備がこれ程大変なものだとは思いませんでした。次から次へと決め事があり、週末の度に式場へ足を運んで大変な思いもしましたが、当日は多くの方々に温かく祝福していただき、「楽しい披露宴だった」と言っていただけて、今はただただ幸せな気持ちでおります。
結婚式の話で書きたいことは山ほどあるのですが、やはりここでは音楽の話を・・・。今回嬉しかったのは、初めて両親に演奏を捧げられたことです。通常、花嫁が両親への手紙を読む段で、やはり私は音で気持ちを伝えたいと、グリーグの「故郷で」を演奏しました。そして最後に、ご列席の皆様全てに感謝を込めて、会場に持ち込んだプレイエルのピアノでショパンのワルツを演奏させていただけたのも、私にとって嬉しいことでした。
新婚旅行の行き先は、南仏でした。ニース、モナコ、エクス・アン・プロヴァンス、マルセイユ、アルル、リヨン、パリを巡るちょっと欲張りな10日間の旅でしたが、射るような日差しや透明な海、優雅なカジノ、古城ホテル、古代円形劇場などなど、目を瞑れば今も鮮やかに映像や心の高揚が甦ってきます。もちろん、プロヴァンスのワインや新鮮な魚介、ブイヤベースやラタトィユ、ガスパッチョなど、本場の味覚も堪能しました♪
これからは、ようやく穏やかな日常になりそうです。この時期になると、今年のリサイタルは?というお声もいただき、嬉しい気持ちでいっぱいですが、もうしばらくは充電期間にさせていただくつもりです。実は昨日も素敵なリサイタルを聴きに行って、こういうスタイルの演奏会もあるのだと、あれこれ考えたりしています。この期間に、より自分らしく、また、皆様にも喜んでいただけるような演奏会を模索してみたいと思っておりますので、次の機会を楽しみにしていてくださいね。
長くなりましたが、最近の近況報告でした。これから秋も深まり、いい季節になりますね。皆様、どうぞ楽しんでお過ごしくださいね!