毎年、秋に行っているリサイタルが、少しずつ近づいてきました!今年は10月24日(水)に兵庫県立芸術文化センター、11月16日(金)に津田ホール(東京)で予定しています。今は練習に加えて、DM発送やプログラムの曲目解説を書くなど、慌しい日々を送っています。
今回のリサイタルは「ファースト・アルバム発売記念」ということで、まず前半では、CDに収録したシューマンの作品を演奏させていただくことにしました。CD制作を行う中で、ますますその魅力に惹かれるようになったシューマン。今回のリサイタルでは、CD制作の過程で新たに浮かんできたアイディアやイメージも加えつつ、シューマン独特の夢の世界を皆様にじっくり楽しんでいただければと思っています。
そして後半は、これまでのリサイタルでも度々取り上げてきたドビュッシーで始めます。今回選んだのは、ドビュッシーの作品の中でも特にスケールの大きな組曲。学生時代に弾いていた時にはあまり分からなかったのですが、今では、この曲の斬新な魅力とドビュッシーの凄さを改めて感じるようになりました。
そして、リサイタルの締めくくりは、私にとって初挑戦であるスクリャービン。以前から興味を持っていた作曲家であり、お客様や評論家の方から、大澤さんに合うのでは?とよく言われていました。今回初めて手がけてみて、ロシア音楽ならではの雄大さ、陰鬱な気分、豪華な響きの中にも、独特の繊細さと透明感のあるスクリャービンの音楽に、日々惹かれているこの頃です。
そして今回、楽しみにしていることの一つに、「楽器」があります。関西公演ではスタインウェイ、東京公演ではベヒシュタインのピアノを使用する予定なのですが、昨年、同じ会場で弾いた素晴らしいスタインウェイと、リサイタルで初めて弾くことになるベヒシュタイン・・・。同じプログラムを弾いた時にそれぞれがどのように響くのか、興味津々です!
このように私自身楽しみながら、今年もまた皆様と有意義な時間を過ごせるよう頑張って準備を進めていますので、お時間がございましたら是非聴きにいらしてくださいね!!リサイタルの詳細、チケットのお申し込みは、こちらから♪