今朝は、「フジコ・ヘミングさん死去」のニュースを見ました。ちょうど昨日、知人に「私はフジコ・ヘミングさんみたいに、人の魂に響く音楽を奏でたい」と話したところでしたので、そのタイミングに驚き、寂しい気持ちでいっぱいになりました。
フジコ・ヘミングさんのことは、最初、本を読ませていただいて好きになり、2年前にはコンサートで生演奏もお聴きしました。その時のブログは、こちら♪
クラシック音楽界では、フジコさんの演奏を良く言わない人達や、「その辺の音大生の方が余程テクニックがある」などと言う人もいますが、私は、フジコさんのテクニックをテクニックと言わずして、何をテクニックと言うのだろう?と思ったりしています。
演奏について、フジコさんは「ぶっ壊れたっていいじゃない、機械じゃないんだから」と仰っていますが、その言葉には強く共感しています。芸術って、そんなものだと思うのです。
亡くなる直前までご自身の音楽に真摯に向き合い、多くの人々の魂を揺さぶり続けたフジコさん。その演奏者としての姿勢を心に留めて、私も自分なりに頑張ってみたいと思います。
フジコ・ヘミングさん、素晴らしい人生をありがとうございました!天国で安らかにお眠りくださいますように・・・。