皆様、ご無沙汰しております。お元気でお過ごしでしょうか。
先月は、本当に恐ろしいことが起きてしまいましたね。被災された方々のことを思うとただただ心が痛み、言葉が見つかりません。被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
私自身は、あの地震のあった時、子どもと一緒に近所のスーパーにおりました。今まで感じたことのない大きな揺れに恐怖を感じ、近くにいた見ず知らずの女性と手を握り合っていたのでした。揺れがおさまってからはマンションに戻ったのですが、夕方になっても一向にエレベーターが復旧しないので、およそ10Kgの息子を抱いて延々と階段を上り、ようやく家にたどり着いたのでした・・。
それから数日は、余震が怖いのと原発の影響も心配になり、しばらく子どもを連れて大阪の実家に帰ることにしました。余震と原発が落ち着いたら戻ってくる予定でしたが、原発がなかなか収束しないので、かれこれ1か月ほどは実家に居りました。こどもの1歳の誕生日も、結局大阪でお祝いしました。
そんなこんなで、思いがけず実家に長く滞在したわけですが、両親には子どもをゆっくり見せられたし、子どもも祖父母にしっかり可愛がってもらえて、思い出深い日々となりました。1か月といっても、子どもは成長するものですね。来た頃は、何の芸(!)も出来なかったのですが、帰る頃は「バイバイ」や「ハーイ」、「イヤイヤ」、「ごちそうさまでした」などの身振りが出来るようになり、両親は大いに喜んだのでした。(もちろん私も!)
東京に戻ってきたらどこも節電で、災害時という街の雰囲気が戻ってきました。様々な問題が山積みで厳しい世の中になりましたが、ふつうの暮らしが出来ることの幸せは、より一層感じるようになりました。生きているといろいろなことがありますが、多くを望まず、常に明るくいたいものですね。被災された方々のことを思うと、どんなことでも軽く思えるし、命あることに感謝し、またそれを忘れずに生き続けていかなければと思うこの頃です。