先日のリサイタルには、お忙しい中を沢山の方がお越しくださり、本当にありがとうございました!!ショパンとシューマンの生誕200年を記念してのリサイタルでしたが、本番ではショパンさん、シューマンさん、こんなにも素晴らしい作品を遺してくれてありがとう!という気持ちでいっぱいになりながら演奏させていただきました。
今年は4月に出産し、育児をしながらのリサイタル準備でしたので、どうなることかと思いましたが、無事に終えられた今はホッとしております。何しろ育児は初めての経験ですので、先が予測できないのですね。基本的には子どもが寝ている間に練習していたのですが、その時その時は育児と練習が両立できても、1か月先はどれくらい大変になるのか分からない、しかも確実に体重は増えて腕への負担は大きくなる・・・(笑)。生まれてから最初の数か月は大変で、リサイタルなど本当に出来るかしらと何度思ったか分かりませんが、多くの先輩ママが言うように、月数が増えると確実にラクになってくるのですね。本番の前ぐらいには、一人遊びをしながら私のピアノをじーっと聴いたりするようになり、私も小さな観客の姿を見ながらより気合を入れて練習するまでになりました。
育児は楽しい反面とても体力が要るので、子どもをようやく寝かしつけた後は自分も休みたいと思うこともしばしばでしたが、その時しか練習できないので、重い体にムチ打って(笑)頑張っていました。そうした中で、やはり今どうしてもショパンとシューマンの音楽を皆様に聴いていただきたいという思いが強くなり、本番の日を迎えました。皆様からは私の思いが伝わったようなご感想やメッセージを沢山いただけて、今はただただ幸せな気持ちでおります。
また、今年はデビューリサイタルから10年目の年でしたが、初めは手探りだった演奏以外のことも、今は気に入ったピアノや、ピアノ会社の方、調律師の方や、会場受付回り、チラシデザイン、ヘアメイクの方々などに出会い、支えられて、とても居心地のよい状態で演奏に臨めるようになりました。そして会場には、当日を楽しみにして、真剣に耳を澄まして聴いてくださるお客様が足を運んでくださる・・・。多くの素晴らしい方々とのご縁に恵まれ、支えていただけて10年が経ったのだと、しみじみと感謝の気持ちがわいてきました。
これからも、マイペースに自分の音楽の道を歩んでいき、皆様により充実した時間を過ごしていただけるよう頑張ってまいりますので、応援を続けていただけましたら嬉しいです。今後ともよろしくお願い致します!
今年も残り少なくなってきましたね。お体大切になさって、どうぞよい年末をお過ごしくださいね!!