この週末は、小石川植物園で俳句の吟行会がありました。今年は開花宣言が早かったので、ちょうど見頃かと思っていたのですが、先週の寒さのせいか、桜は3分咲き程度。けれども、お天気に恵まれ、園内を皆で散策したり、家族連れで賑わう桜の木の下でお弁当を食べたりして、春満喫の一日となりました。
小石川植物園は初めて訪れたのですが、素敵な所ですね!今まで意識せずに見ていた植物や、数多くの知らない植物に接し、その情景や感動を如何に句にするかと頭を悩ませて歩くのも、楽しい時間でした。今の季節は、群桜の他、シナミズキ、レンギョウ、椿などが美しく咲き、池にはオタマジャクシがいっぱい。この植物園、季節が変わればまた様々に表情を変えて見せてくれそうですので、ちょくちょく訪れてみたいと思っています。
吟行の後は、表参道に場所を移しての句会とお食事会。ほぼ2ヶ月に一度のペースで行われているこの句会、日が迫ってきても何も浮かばず悩むことしばしばなのですが、いざ参加すると、やはり楽しいものですね。多くを語らずとも、五・七・五の音からメンバーの方々の日常や心情を伺えたり、私のことも理解していただけたりするのは、心安らぐ貴重なひと時です。
それでは最後に、拙い句ですがご披露させていただきますね。一つ目は、今回の吟行で作った句、後の二つは、春に寄せて作った句です♪
花見来て満開想うも亦た楽し
チューリップ大事に空気抱え咲く
こぶし咲き光溢るる街の道