今週の土曜日は、「ステーンハンマル友の会」のサロンコンサート・シリーズに出演します。このシリーズには初年度から毎年出演させていただいていて、今回が3度目。これまでの出番も3月で、会場では花粉症のマスクをしたお客様をちらほらお見かけしたため、私の中でこの会といえばマスクのお客様のイメージが定着してしまいました(笑)。今回も常連のお客様をはじめ、音楽のお好きな皆様にお会いできるのが楽しみです!
このシリーズコンサートは、私の大学時代の友人である和田記代さんの企画によるものです。そもそも、ステーンハンマルとはスウェーデンを代表する作曲家の名前ですが、スウェーデンや北欧の知られざる作品を発掘・紹介することを一つの軸に据え、同世代の若手(!?)演奏家を世に紹介しつつ、演奏家と音楽ファンとの交流を深めることをコンセプトにしています。
最近は、このようなサロンコンサート・シリーズを各地で見かけるようになりましたが、若い世代の人による企画・運営というのは珍しく、同年代の者として頼もしく思っています。和田さんご自身もピアニストのため、演奏活動を続けながらの定期的な企画はかなり大変なこととと思いますが、このコンサート・シリーズが、今後のクラシック音楽界にとっての有意義な場となり、発展し続けることを願ってやみません。
今回、私はモーツァルト、ショパンの他に、スウェーデンの作曲家ペッテンション=ベリエルと、フィンランドの作曲家マデトヤの小品を演奏します。これらの小品は、この会のおかげで知ることとなりましたが、いずれも北欧らしい素朴さや、スケールの大きさ、音の透明感が魅力的です。終演後は「ステーンハンマル友の会」特製ホームメイドのケーキとともに、皆様との語らいの時間もございますので、皆様お気軽に足を運んでくださいね!
今回のコンサートの情報は、Scheduleよりご覧ください♪