昨日は、19日(月)夜10時からNHKで放映される番組の収録がありました。「ラプソディー・イン・ブルーを7台のピアノで弾く」という企画を聞いて以来ワクワクしていましたが、実際にスタジオで假屋崎省吾さんの生け花の周りに配置された7台のグランドピアノを見て、ますます興奮!本番では、番組司会の小堺一機さんと黒崎めぐみさん他、多くのスタッフの方の見守る中、弾き振りの宮川彬良さんはじめ、6人のピアニストそれぞれの熱のこもった演奏となりました。
NHKでの収録というのは今回が初めてでしたので、全てが新鮮でした。収録日はわりと前から決まっていたのですが、実際に楽譜が手元に届いたのは本番1週間弱前。4日前にはFAXで大幅な変更があり、2日前のリハーサル中も修正やアレンジの変更で、日を追う毎に難しくなる楽譜に格闘する日々となりました。そして、何より戸惑ったのが、2日前に出された「衣装はフォーマルでない色味のあるお洒落なものを」という指示。フォーマルでない、という点が難しく、持ち合わせも無いので、本番前に急遽服探しに出かけたりもしました…。
ガーシュインのラプソディー・イン・ブルー、これはジャズとクラシックのスタイルが融合された曲ですが、今回の収録では、ピアニストもジャズとクラシックそれぞれの分野で活躍する人たちが集められていました。やはりジャズ出身の方は、隣でどんどん即興演奏が繰り広げられていくので、楽しいですね!編曲ではボサノバのリズムも入ったりして、いつものクラシックの雰囲気とは違う世界に、思わず踊りだしたくなりながら弾いていました。
番組は、1時間半にわたってピアノの魅力を分かり易く解き明かすという仕組みになっているようです。ピアノの構造や歴史なども、ゲストの八千草薫さん、假屋崎さん、乙葉さん、ますだおかださんのトークを交えながら、楽しく見ていくという作りになっていますので、この機に多くの方にピアノを身近に親しんでいただければと思っています!
放映は19日(月)NHK総合22:00~23:30、プレミアム10「ピアノ 華麗なるワンダーランドへようこそ」です。皆様、是非ご覧くださいね!!作曲家紹介のコーナーでは、モーツァルトのピアノソナタも少し弾かせていただきましたので、そちらもお楽しみいただければ嬉しいです!