先日の兵庫県立芸術文化センターでのピアノリサイタルには、お忙しい中、沢山の方々にお越し頂きまして、本当にありがとうございました!昨年のリサイタルからの一年は非常に慌ただしく、ホールを押さえたはいいものの、本当に実現できるかしら?と何度思ったか分からなかったのですが、終演後の皆様のお顔を拝見して、やっぱりリサイタルをして良かった!!と強く思いました。
今回は、ホールの空き状況の関係で、東京公演から関西公演までが1ヵ月以上も空くという、初めての経験をしました。やはり、これほど空くと、一度燃焼した後で新鮮な感覚を持ちつつ曲に向き合う難しさも感じましたが、どんな状況においても、本番当日に向けて一番いい状態に持っていくという事を自分に課して、日々を過ごしておりました。また、その一方で、前回のブログにも書きましたが、ある程度弾けてから、より良くするするにはと耳を澄ましていると、細かいけれど実は重要なことが見えてきたりもするのですね。そういう、ほんの少しのことが、演奏の印象を変えていくのかなと思い、今回、曲に真剣に向き合う期間が長かったからこそ勉強出来た面もあった気がしています。
と、ちょっと真面目な話になってしまいましたが(笑)、東京、関西公演ともに多くの素敵なお客様との出会いがあり、演奏中の皆様の真剣な気配や、多くのことを語ってくれる拍手、そして、終演後のとびきり素敵な笑顔や、アンケートの心に響くお言葉に接することが出来て、本当に幸せな気持ちでおります。皆様、どうもありがとうございました!!
次回のリサイタルを思う時、じっくり勉強してレパートリーにしたい曲がいくつか浮かんできます。これからも作曲家の素晴らしい世界を楽しみつつ自分の世界を広げ、もっと素敵な時間を皆様にお届け出来るよう頑張ってまいりますので、どうか楽しみにしていてくださいね。またお元気な皆様にお会いできます日を楽しみにしております!!