先日、ヤンキースの松井秀喜選手が先生となって、タレント数名を生徒に講義するという番組を見ました。授業のテーマは、いかに自分の能力を発揮するかというもの。松井選手本人はご自分を天才型ではないとおっしゃっていましたが、上達する為に努力する方法を察知する能力が、並外れているように感じました。
松井選手のお話の中で強く印象に残ったのが、トーリ監督も信じているという「100%理論」。これは、その時自分の持っている全ての力を出し切るという考え方で、120%の力を出そうと考えないのがポイントのようです。
これは、100%出そうとすると失敗するから、欲張らずに80%の力を出そうと思って演奏に臨んでいた私にとって、新鮮な考え方でした。確かに、80%出ればいいと思うのと、100%でいいと思うのとでは、結果が違うような気がします。
今日からトリノオリンピックが開幕しましたが、選手達は今、大舞台での演技を前にして、100%理論のような信念を胸に、それぞれ気持ちを高めていることと思います。選手一人一人が持てる力を最大限に出し切って、私たちに素晴らしい演技を見せてくれることを期待しています!