最近の私の元気の素は、NHK朝の連続テレビ小説の「芋たこなんきん」です。一つ前の「純情きらり」も、音楽がテーマの素敵な話だったので見続けていましたが、今回のドラマは小説家の田辺聖子さんをモデルにした愉快な話で、毎朝楽しみに見ています。
このドラマの魅力の一つは、何といっても藤山直美さんの演技にあると思います。この朝の連続ドラマのヒロインは、新人もしくは若手俳優である場合が多いので、最初、藤山直美さんが主役と聞いた時は少し違和感がありましたが、見始めると、やはり流石ですね!ひたむきで芯が強く、ドジで茶目っ気のある主人公の魅力にぐいぐい引き込まれます。
また、主人公を取り囲むキャストも素敵です。夫役の國村準さんはじめ、主人公と夫の家族それぞれがとてもいい味を出していて、大阪独特の人情や笑いが自然に描かれているところが、大阪出身の私としても嬉しいところです。
今、ドラマは主人公が芥川賞を取り、5人の子供がいる男性と別居婚をスタートさせたところで、この先の展開には目が離せません。そして、もう一つの楽しみは、昨年「四日間の奇跡」という映画でピアニストの少女の吹き替え演奏をさせていただいたのですが、その少女役の尾高杏奈さんが、ヒロインの少女時代を演じる二人目の子役として、もうすぐ登場することです。お会いした時、初々しくキラキラした目が印象的だった彼女が、今回お茶の間の多くの人々の目に触れて、素敵な演技を披露してくれると思うと、何だかとても嬉しい気がしています!