日中は、ぽかぽか陽気の春になりましたね。私の家の向かいは庭園になっているのですが、コブシの花が次々に咲いて、木全体が発する白さに朝晩ハッとさせられています。コブシの隣には桜があるのですが、このところ、つぼみが大きく膨らんできたので、ちょっと待って・・・!と落ち着かない気持ちで見ています。
そう思っていたら、今日の夕刊に、都心での桜の開花の記事が載っていましたね。いつもなら、春だなぁ・・と、しみじみ嬉しくなるところなのですが、今年は4月5日に東京都庭園美術館でリサイタルを予定していて、皆様にはガラス越しの桜とともに音楽を楽しんでいただきたい、という気持ちがあるので、こんなに早く咲いてしまっては・・・とちょっと心配になってしまいます。
2月の時点では、3月26日頃の開花予想になっていたのに、早まってしまいましたね。これから開花が進むと、雨や風で散ってしまわないかと、またまた気になりそうです。昔、古文の時間に習った「世の中にたえてさくらのなかりせば 春の心はのどけからまし」の歌が浮かんできます。
もうしばらく気温の低い日が続いてくれたら嬉しいのですが、こればっかりは、どうすることも出来ないですね。おかげ様で、今回のリサイタルも、チケットが残り少なくなってまいりました。お越しいただける方は、是非お早めに、こちらからご予約くださいね。リサイタルまであと2週間、自然の様子を窺い、楽しみながら、準備に励みたいと思っています!