先週末は、八ヶ岳高原音楽堂でソプラノの足立さつきさんとのコンサートがありました。八ヶ岳は初めてでしたが、まず音楽堂の素晴らしさに感激!今は亡き世界的ピアニストのリヒテルや、武満徹のアドヴァスにより造られたというだけあって、音響やピアノはもちろん、ホール全体の雰囲気や自然との調和など、全てが理想的な音楽環境でした。そして、いつの日か、この会場でソロのコンサートが出来れば!と思わずにはいられませんでした。
さつきさんの素敵な歌声をお客様に十分楽しんでいただいた後は、近くの清里で2泊して、夏の高原をしばし楽しむことに。陶芸の初体験をはじめ、乗馬(引き馬ですが…)に、サイクリングに、オルゴール館に・・・と予定していた以上に活発に動いてしまい(笑)、盛り沢山な旅となりました。
夜は星空の下で散歩。少し雲が出ていたものの、真っ暗な夜空を見つめていると、星が次々に浮かび上がってきました。やはり空気が澄んでいるのでしょうね。都心ではなかなか見られない光景に嬉しくなり、この秋のリサイタルで弾く予定のスクリャービンのソナタの一部「星は歌う」のメロディーが、自然に頭の中を流れました。
最終日は、高低のきつい清里でのサイクリングを途中で断念し、タクシーで丘の上まで行くことに。たまたま乗ったタクシーの運転手さんが親切な方で、その丘よりもオススメという場所に連れて行ってもらいました。そこは1900mの山に登るリフトと、お花畑の上を通る2種類のリフトのある所だったのですが、思いがけず、爽やかな風に吹かれて大自然の素晴らしさを満喫することとなりました。そして、お花畑のリフトの上では、小学生の頃、家族で夏休みに行った霧が峰の旅行が思い出され、その時の幸せな気分がよみがえってきたのでした。
今回のコンサート&旅の模様をPhotoにアップしましたので、是非ご覧ください!