新緑が日に日に濃くなるこの頃ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。私の方は、子ども達がこの春、年中と年長になり、園の行事に追われているうちに、あっという間に4月が終わってしまいました。特に今年は下の子のクラス役員になったので、何かと気忙しい日々でした。
それに加えて、今月は、4月生まれの息子の誕生会がありました。誕生月の子どものママ達は、招待されて、ちょっとした出し物も披露することになっているのですが、年少・年中の時はクラスごとだったのが、年長では学年全体となり、会場も幼稚園のホールになります。4月生まれの年長児は、全部で6人。6人のママ達と協力し、私もピアノで少しお手伝いをして、子ども達への素敵な出し物を考えることになりました。
当初の案では、ママの一人が持っていたペープサート(紙の絵に棒をつけたもの)を使って、歌付きの2種類のクイズを行う予定でしたが、1回目の練習の後、息子とお友達のあることがきっかけで、皆で歌を歌うことになりました。
その歌というのが、山崎まさよしさんの「空へ」です。これは、最新のドラえもんの映画の主題歌であり、TVで宣伝を見ていた息子はすっかり気に入って、春休みの間じゅう歌っていました。6歳近くにもなると、こんなに大人っぽい曲を歌うようになるのだなあと、しみじみ思っていたのですが、ある日の降園時に、お友達が「あの曲知ってる?」と話しかけてくれて、二人で歌っている姿がとても心に残りました。
それをママ達に伝えると、早速You Tubeで聴いてくれて、本番まで2週間しかないけれど、いい曲だから歌おう!と意気投合しました。早速、私は楽譜を取り寄せ、女性の声に合うように移調。(五線紙に向かうなんて、学生の時以来でした!)結局、時間の関係でクイズは1種類のみにし、「空へ」と、ハッピーバースデーの歌を豪華にアレンジして歌うことになりました。
4月は、ただでさえも忙しい中、皆で時間を作って練習を重ね、いざ本番。今回は子ども達が相手、しかも、「空へ」は、どのくらい曲を知っている人がいるのか分からず、ハラハラドキドキでした。元気いっぱいのリアクションで盛り上がったクイズの後、いよいよ「空へ」。曲を知っていて歌える人が予想以上にいて、会場に澄んだ子ども達の声とママ達の熱唱が響き渡り、なんとも言えずいい雰囲気になりました♪
全て終わると、先生方から「鳥肌が立った」とか「スタンディングオベーションをしたいくらいだった」とお褒めの言葉をいただき、すっかり気を良くした私達。もちろん、「空へ」を皆で気持ちよく歌えた息子も、大満足の様子でした。一夜明けた今日、昨日の歌に感動したのでママ達にお礼が言いたいと、わざわざ言いに来てくれた女の子もいらして、こちらの方が感動してしまいました。幼児と言えども、音楽に、はっきり「感動する」ということが、あるのですね!驚きの発見でした。
この「空へ」という曲、今回、私もすっかり好きになりました。ご興味がおありの方は、是非聴いてみてくださいね♪