先週末は、母校の高校の同窓会の東京支部総会&懇親会がありました。数年前から委員に加わっていることもあり、最近は毎年参加しているのですが、母校という繋がりだけで、世代や職種を超えて誰とでも打ち解けて話の出来る、とても楽しい会です。
昨年に引き続いて、今年も私は司会の役を仰せつかりました。人前に出るのは割と平気なものの、滑舌よく話したり、気転を利かせてものを言うのは苦手なので、ちょっと気が重いのですが、少しでも何かお役に立てればという思いから今年もお引き受けしました。案の定、当日は諸先輩方を前に、何とか会を進行させるだけで精一杯!もっと来賓の方々のスピーチに気の利いたコメントや軽い冗談など交えて場を盛り上げたいところなのですが・・。
今回、印象に残ったことの中に、次のやり取りがありました。「文武両道」を教育方針に掲げた学校ではあるが、「武」(部活や文化活動)の方は、生徒は放っておいても頑張るものであり、「文」の方をもっと厳しく言って、熱心に勉強させていくつもりという現・校長先生のスピーチの後に、「勉強ばかりさせて、社会に出てから、ろくに役に立たない人間を育てるより、もっと文化面にも力を入れ、広い視野を持った教育をすべき」という出席者からの声。
どちらの意見もそれぞれ頷けるものがあり、後に続く後輩の未来を想像しながら、教育とはつくづく難しいものだと思いました。その他にも、懇親会でいろいろな方とお話する中で、何気ない言葉の中にも心に触れるものがあり、今年もこの日は、なかなか刺激的な一日となりました。