先週末は急に用事が出来て大阪の実家に帰ったのですが、ちょうど奈良の吉野の桜が見頃ということで、翌朝、母とぶらりと出かけてみました。前日は花冷えの寒さがあり心配しましたが、その日は快晴で適度に暖かく、山一面に広がる桜を堪能できました。
朝大阪を出て、お昼前には吉野駅に到着し、ロープウェーで山上に登った後、バス揺られてさらに山奥へ。そこから断崖の山道を歩いていくと、その昔、歌人の西行が世を儚んで過ごしたという西行庵のある「奥千本」に辿り着きました。早速庵のそばにシートを敷き、土産物通りで買った柿の葉寿司や草もち、地酒を出してお昼に。うぐいすの鳴き声が響く中、青空の下で桜を眺めつつ飲むお酒の味は、格別でした!
帰りは「上千本」と呼ばれる一帯を歩いて下りましたが、そこに咲き誇る山桜の美しいこと!ソメイヨシノも所々に見かけましたが、緑の葉が出る前に一生懸命に咲く感じのするソメイヨシノに対して、赤褐色の葉の出た後で徐々に花を咲かせる山桜にはゆったりした落ち着きがあり、その温もりのある自然な色合いが、何とものどかな気持ちにさせてくれました。今回撮った写真を“photo”にアップしたので、是非ご覧ください!