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初めてのCD制作 その4「ベヒシュタインの響き」

2007年7月6日 By miho-osawa | CD制作

今回、シューマンを録音するにあたって、ピアノは是非ベヒシュタインを使いたいと思いました。最近、いろいろなピアノに触れる機会がありますが、ベヒシュタイン特有の、木の温もりを感じさせつつも、凛とした気品漂う音色に強く惹かれています。シューマンと同じくドイツ出身のピアノですので、シューマンの作品とも相性がいいように感じています。

 

ここで、少しベヒシュタインの説明を。ベヒシュタインは、1853年にベルリンで創業されたピアノメーカーであり、スタインウェイ、ベーゼンドルファーと並ぶ世界3大名器の一つと言われています。「ピアノは響板で作る」というコンセプトから、鉄骨フレームを鳴らすスタインウェイの発想とは対象的に、純粋に木の音色を追求した音作りが特徴。「ピアノ曲はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ」という言葉を遺したドビュッシー、リストなど、多くの音楽家から厚い信頼を寄せられてきたピアノです。

 

最近、いいピアノというのは、弾いていて楽しくなるピアノのことのように思います。いいピアノには、こちらの想像を超えるような音が出る瞬間があり、それなら次はこんな風に弾いてみようなどと、音から新たな発想が浮かんでくる楽しさがあります。その一方で、表現力が豊かで反応も敏感なため、こちらが少しでも中途半端なタッチをすると、それが全て出てしまうという怖さもあります。要するに、いいピアノは弾き手に多くを語り、気付かせてくれるものなのでしょうね。

 

今回のレコーディングでは、東大和市のハミングホールにあるベヒシュタインを使用する予定です。今まで2度ほど試弾させてもらいましたが、とても素敵な音色で、間違いなく弾いていて楽しくなるピアノです。レコーディング当日は、調律師や録音技師の方々と力を合わせて、このピアノの魅力を最大限に生かした音を録りたいと思っています!

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