昨年から行きたい行きたいと思いつつ、なかなか行けなかった温泉旅に行ってきました。場所は箱根。今回は宿でゆっくり出来たらそれで満足、と思っていたはずが、終わってみると、またもや盛り沢山の旅となりました。
まずは、電車とバスで芦ノ湖へ。「海賊船」に乗って広々した芦ノ湖を横断した後は、ロープウェーで大涌谷へ。小雪のちらつく中、ぐつぐつ湧き出る源泉へと足を運び、しばし硫黄の蒸気を全身に浴びました。そして、またロープウェーに乗って雄大な岩山を楽しんだ後は、ケーブルカーで宿のある強羅へ。
宿の温泉で冷え切った体を温めた後、夕食までまだ時間があったので、全身マッサージを頼むことにしました。マッサージを受けるのは、実は初めて。前から一度、試してみたかったのです。宿のサービスは既に予約でいっぱいだったため、外来のマッサージ師の方をお願いしたのですが、来られたのが、この道何十年という感じのおばあさん。体の隅々に血が行き渡る心地よさは言うまでもありませんが、最初に少し体に触れただけで「丈夫な体だねぇ」と言われたのが、妙に嬉しかったです。
夕食時には、日本風のお庭にしんしんと粉雪が降り、なんともいえない風情を楽しみました。翌朝は10センチ以上もの積雪で、前日との別世界に感激。午前中は交通規制があり心配したものの午後には解除され、バスに乗って「星の王子さまミュージアム」と「箱根ガラスの森」へ。サン=テグジュペリの人生に想いを馳せ、ヴェネチアン・グラスの優雅な世界を楽しんだ後で、東京への帰路につきました。
今回は心や体だけでなく、お腹の方も満足!の旅でした。芦ノ湖でのワカサギの空揚げにお蕎麦、大涌谷での1個食べると7年生き延びるという黒たまご、夕食の鉄板焼きに、星の王子さまミュージアムでのプロヴァンス料理・・・その上、行き帰りの電車の中でもしっかりお酒とおつまみをいただくなど、我ながら呆れるほど欲張りなお腹でしたが、おかげで楽しさ満点の旅となりました!