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いろいろなアプローチ

2021年9月24日 By osawa miho | ブログ

爽やかな秋空の広がる季節になりました。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。コロナの陽性者数も減ってきて少し緊張がほぐれ、食欲の秋の到来ですね♪

 

さて、関西でのリサイタルまで、あとひと月となりました。演奏の方は、なんとなく形になってきた感じがしていますが、ここからより深めていくには・・・と、毎日、様々な角度からのアプローチを試みています。

 

まずは、作曲家についてですが、伝記などは、見方が偏らないように同じ作曲家のものでも複数読むようにしています。それでも数百年前の話ですので、実際のところは分からないことも多いのでしょうね・・。やはり著者によって様々な見方があり、それに触れて自分の中の作曲家像がより鮮明になったり、修正されたりしていくのは、とても面白いです。

 

作品については、その作品の直前や、同時期に作曲されたものを弾いたり聴いたり、当時作曲家が興味を持っていたことや思想、心情を探ったり・・・と、することは無限にあります。とにかく、その作品を書いた時の作曲家の状態や、作品に対して抱いていたイメージが知りたい、そのために出来ることはないかと探す日々です。

 

今回は、シューマンの「森の情景」を弾く予定ですが、10年以上前にCDに収録し、私なりのイメージで弾いていたものの、先日ふと、シューマンが思っていた「森」のイメージは、私が思っているのと微妙に違うのではないか?と気になりました。そこで、シューマンが当時関心を持っていた詩人や小説家について調べ、その作品を読んでみると、当時のドイツロマン派の独特の世界が伝わってきます。また、数日前はネットで、「森の情景」の初版の表紙絵を見つけてビックリ!タイトルとシューマンの名が、森の中の墓碑に刻まれた絵になっていて、どうして??と謎が深まります。演奏というのは、ちょっとしたことで変わるように思っていますが、シューマンが抱いていた「森」のイメージの探求は、まだまだ続きます。

 

今は、リサイタルで弾く曲のCDも様々な演奏家で聴いています。いつものことですが、同じ楽譜を見ても奏者によってこんなに違うのか、と感心しますし、それぞれの演奏家が「結局は、自分の思うように弾けばいいですよ」と教えてくれているようにも感じます。いつも心にある「いい演奏とは?」の問いにも、私なりにまた少し見えてきた感じがしています。

 

ここ数日は、皆様へのご案内の発送準備を進めておりますが、その中で、これまでのリサイタルでのアンケートを読み返したりもしています。そして改めて、皆様の瑞々しい感性や心の振動が伝わってきて、ずいぶん励まされるような気がしています。来月のコンサートも、作曲家と私と皆様が心の奥深くで繋がり合うことが出来ますように・・・!そのために、今出来ることを精一杯頑張りたいと思っています!!

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