先日、朝日新聞の土曜版にクラシック音楽に関するアンケート結果が載っていました。今年はモーツァルト生誕250周年であり、クラシック音楽を題材にした漫画「のだめカンタービレ」も大ヒットするなど、幅広い層からクラシック音楽に注目が集まりつつあるとのことです。最近話題のフィギュアスケートでも、クラシックの曲をよく耳にしましたね。
さて、アンケートの結果ですが、作曲家の人気投票では1位がモーツァルト、2位以下はショパン、ベートーヴェン、チャイコフスキー、バッハ・・・と続いていました。意外だったのが、私の好きなシューマンの20位。同時代に活躍したリスト、メンデルスゾーン、ブラームスにも水をあけられていて、いい作品が沢山あるのに、地味な存在なのかなと少し残念でした。
アンケートで一番驚いたのは、「ふだんクラシックを聴きますか?」の質問に「いいえ」と答えた人の理由で「きっかけがなかったから」という回答が1位だったことです。クラシックは難しそうなので敬遠されているのかと思っていましたが、「難しそう」という回答は6位。これは、きっかけさえあれば聴きたいと思っている人が多いということでもあるので、嬉しい結果でした!
この春は、都合により自主企画リサイタルをお休みすることにしましたが、秋のリサイタルでは、機会があればクラシック音楽を聴いてみたいと思っている方々にも是非お越しいただきたいと思っています。そして、私の信じる時代や国境を越えて受け継がれてきた音楽の魅力をお伝えし、クラシック音楽っていいものだな!と思っていただけるようなリサイタルを目指して、頑張りたいと強く思うこの頃です。