「神様のボート」の放送が終わりました。ご覧くださった方々からいろいろなメッセージをいただき、嬉しく思っております。ありがとうございました!!私は、やはり自分のピアノの部分が気になって見ていたのですが、りえさんの演技に自然に馴染んでいたような気がして、嬉しかったです。
ただ、夜10時の放送だというのに、うちの子ども達はなかなか寝てくれず、絶えず音を出すので(!)、あんなに雰囲気のあるドラマなのにまだゆっくり見られていないんです。やはり落ち着いて何かをするには、今は子供達を寝かしつけた後でないと無理なので、体力のある時に夜更しして、じっくり見てみたいと思っています。
そんな感じの鑑賞だったのですが、まず、宮沢りえさんが美しく、すごい女優さんだと感じたのが一番の印象です。それから、撮影の様子を見ていたので、監督はじめスタッフの方々がどんな風に撮ったものなのかと、いつもその裏側を想像して見てしまいました。あの3回分の放送を撮るのに、どれだけの時間と手間がかけられたのかということを・・・。
あと、ハガキに字を書くシーンですが、ほんの一瞬でしたね(笑)。でも、こちらも特に違和感なく映っていたので、ホッとしました。
今回、とても印象的だったのは、台本と原作の違いです。最初に台本を読んで、その後原作を読んだのですが、あまりにも多くのことが台本に書き加えられていたのでビックリしました。この脚本を書かれた源孝志監督は、原作者の江國香織さんと仲良しで、どんな風に変えてもいいという許可をもらっていたそうなのですが、こんなにアレンジしてもいいものなのですね。考えてみれば、文字だけで読者に自由に想像させる小説と、映像と音によって表現されるテレビドラマとでは、その手段が違って当たり前なのかもしれませんね。
ということで、今回はドタバタの録音から始まった仕事でしたが、ドラマ制作の裏側が見られて非常に面白かったです。そして、素敵な女優さんの裏方が出来たことは嬉しく、今後ますます宮沢りえさんに大女優として羽ばたいていただきたいと思っています。